ヨーロッパ仕様のテールランプ。
北米仕様のテールがMR175の流用だったのに対して、これはバイアルス専用パーツです。
こんなの有ったんですね。最近まで知らんかった。。。。
BIALS K0のレストア中の方なら、思い当たる節ありですよね。
見たとおり、”縁なし”と”縁あり”のバイアルス・リアフェンダー。
縁無がK0・K1用のリアフェンダーで、縁有がK2以降のリアフェンダーです。
強度の関係で、パーツがマイナーチェンジしたらしいのですが、困ったことに、どちらもP/Nは80107-355-000MAです。
流通したパーツ(イーハ用80107-355-000ZAも含み)のほとんどが縁有りの状態で、
縁無しを探すには、現物確認が不可欠という、結構困ったもんです。
同じく、フロントフェンダーも縁無しと縁有りがあります。
※2007/1/1 謎のエンジンは、Lクランクケースカバーの下にスペーサーが噛ませていないので、
RS250Tではないようです。再び、謎のエンジンに逆戻りです。とにかく寄せ集めなのかな。。。
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謎のエンジンは、やはりRS250Tと判明。エンジンNo.の刻印は本当ならRS250TE-1001〜のはずですが。
RS250Tは、HRCより1983年2月28日発売されていたトライアル・コンペティションモデルで、
最後のツインショック市販車トライアラーとなりました。
謎のエンジンが登場です。
おそらく、RS250Tの初期タイプではないかと思われますが、素性のわかる方、連絡下さい。。。
明らかに排気量は250ccのシリンダー・ピストンが組み込まれています。
CDIはシリンダーヘッドの左側にある、古いレイアウト。
Lクランクケースカバーも、TL125S・XL125&200・XR200R等と同じ形状。フライホイールの重さは未確認です。
TLR200のものとは異なりますね。
ヘッド右側には、デコンプ機能が付いています。
デコンプワイヤーは切られていますが、このキックレバーではデコンプを連動させることができていなかったでしょう。
しかし、RクランクケースカバーはTLR200などの肉抜きタイプではないです。
それに、ヘッド右側からRクランクケースカバーへのステンメッシュ製オイルラインがありません。
オイル管理をちゃんとしてやらないと、熱に弱いかも。。。
シリンダースタッドボルトに沿って走るオイルラインでは、250ccが発生する熱をなだめることが難しくなって、
改良されたのがクランクケースからヘッドへの直結オイルラインタイプでした。
こいつは、その改良以前のエンジンなのでしょう。
でも、この厳ついシリンダーとキャブを除けば、81年式のXR200Rなどとまったく同じです。
しかし、エンジンナンバーが違うんですよね。XRならME04のはずですが。。。
エンジンナンバーは、なんとMD09E。それも、号機は未刻印。
MD09って、確かTLR200だったですよね。ますますわからなくなってきた。。。。。
北米輸出仕様車のライトリムとテールランプ。ライトリムはバイアルスの専用パーツですが、
テールランプはMR175用の流用です。
アメリカへは、TL125K0・TL125K1・TL125K2・TL125sの全型式が輸出されていました。
本家本元の日本ではTL125K1は発売されず、3型式のみでした。
また、BIALS(バイアルス)の愛称は日本国内のみで、アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアでは、
TL125と呼ばれていただけのようです。
ですから、海外仕様のサイドカバーデカールは、必然的に「TL125」となっています。
アクティブ岩瀬氏からのメールで、朝からステンエキパイ装着して、ちょいツーリングでの一枚が届きました。
非常にスペシャルなバイアルスになってますね。
やっと届きました!バイアルス/イーハトーブ用のステンエキパイ。
U字部分が、通には嬉しいバイアルスのアールで作られている点。いいですね〜ぇ。。。
メタルワークスさんにオーダーして程2年でしょうか。
トライアル雑誌の「自然山通信」だったか?に、TLR200のステンエキパイ等のパーツ販売の広告を発見し、
その文末に、バイアルス・イーハトーブ用も引き続き製作することが書いてあったので、
価格も発売日も不明のまま即注文。待ちに待ったこの日でした。
TL仲間の岩瀬氏は、昨日届いてすぐにエキパイを交換して走ってきたという連絡がありました。
さすが、岩瀬氏のアクティブ根性は健在です。
<メタルワークス宮嶋さん、本当にいいものを作っていただきありがとうございました。
これからもオッサントライアラー達の強い味方でいて下さい。>
イーハトーブ改を作るためにコツコツ集めていた、フロント回りのパーツ達。
フロントフォークはMR175用(輸出専用の2st・エンデューロ車)。
ステアリングステムは、81年当時RSCからイーハトーブをRS170Tに変身させるために発売されていた
チューニングKITパーツの一つです。
スタビライザーはメーカー不明。ステン製なので錆がこなくてよさそうです。本来はTL200R用だと思います。
拡大写真は、トライアル車ステアリング特有のスラントアングルの部分。
ステムパイプとフォークパイプは平行じゃないです。
約2度ほどの角度が付いていて、フォークは寝かせながらステム角を立てることができることで、
ハンドリングが軽くなる効果を生み出します。
その効果をうまく発揮させるには、イーハのフレームを加工する必要がありますが。。。。
そうなんです、スラントアングルのあるステアリングステムをこのまま使うと、フォークが寝過ぎてしまうんです。
その加工が下の画像です。
エンジンヘッドのすぐ上辺りのメインフレームが約3cmほど延長されているでしょ。
エンジン前のダウンフレームパイプにエンジン取り付けボルトの穴がありますが、
そこを軸に3cmほどフレームを扇状に開く感じです。
すると、ステム部分が起きることで、フォークが寝過ぎずに済むわけです。
その余剰効果で最低地上高も2cmほど稼ぐことが出来ます。
1981年7月にイーハトーブを24回ローンで新車購入して、
しばらくして神戸の近藤博志さん(’77〜’79の3年連続・トライアル全日本チャンピオン)のお店。
「CYCLE WORLD」で170ccキットを買ったときに付いてきた説明書です。
簡単な手書きのB4コピー1枚ですが、当時を思い出す一品です。
※画像をクリックすると、大画像で見れます。
1974年8月1日発売/TL125K2 BIALSの販売店用の当時ポスター。
名手!神様!Sammy Millerの勇姿が眩しいですね。
このK2モデルは、青カラーが無くなって、このパイングリーンとタヒチアンレッドの緑と赤の2色がラインナップされていました。
サイドカバーのロゴは各年式共通ですが、カラーバリエーションが異なります。
このK2モデルのみ、グラデーションが採用されていました。
でも、この写真正式なHONDAのポスターなのにおかしいんですよ。
緑タンクには、黄〜緑のグラデーション・デカール。
赤タンクには、この写真の朱〜赤のグラデーション・デカールが付くはずなんです。
※参照:「●TL125 全国meeting 2002.05.26」 の笠川バイアルスを見ればわかると思います。
TL125バイアルスのフューエルタンクぞろぞろ。
奥から、TL125K0 パイングリーン、2番目がTL125K2 パイングリーン、
そして手前がTL125S マリアナブルーメタリックスペシャル。
このグリーン系のカラーリングは、アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアなどの輸出仕様には無い設定で、
国内向け専用色なんですね。
個人的には、このグリーン系が一番好きです。
※K0タンクは、ウィングマークが旧タイプ。
さらに「HONDA」のロゴが、一般の旧ウィングマークよりも大きく、BIALSオリジナルになっています。
ピンストライプもタンクカラーと同色に塗られています。
容量は4.5リットルですが、極最初期は4.0リットルでしたが、すぐにマイナーチェンジで増量されたようです。
カタログでは124ccツーピースヘッドからとなっていますが、どうも違うようですね。
※K2タンクは、ウィングマークが現行タイプに近くなり、ピンストライプも黒色になりました。
※Sタンクは、燃料コックが新タイプに変更。