◆Tanida氏 バイアルス・南半球へお持ち帰り計画 2006.01.03 HOME 風蟲top
〜まだまだ、国内レストア編〜
たにだとおるサンから届いた、リポート&画像です。将来、オーストラリアへバイアルスお持ち帰りを計画中です。 是非、レッドセンターの赤茶けた景色をバックに、マリアナブルーの美しいバイアルスと一緒に記念撮影して下さい。
2005年11月20日先週、サイトや東京の友人にも手伝ってもらい、バイアルスを購入しました。 昨日、東京の友人が千葉まで引き取りにいってくれまして、のってもさわってもいないのですが購入しました。 現在車両は、この友人の知り合いバイクやさんに預けてもらい、不在中に改善を行うことになりました。 当面は日本国内に置いてアップデート、旅行しゆくゆくは持ち帰りを計画しています。 私は京都出身でまだ実家の方へも出向いていきますから、いつかお会いできれば光栄です。 *年式は75−76年頃でしょうか?とすればオーストラリアへ正規で輸入がはじまったモデルとも 推測できます。バイアルスは年代ごとにパーツの互換性が異なるため、今後は慎重にパーツ探しを 行いたいと思います。昨日はバイク屋さんが一応バランスを見てくださいました。 そこで以下のパーツを今後(持ち帰り分含めて)探していこうと思います。 ブレーキパット前後 アクセルワイヤー クラッチワイヤー ハンドル回りのベアリング カムチェーン FR スポロケット/チェーン エアークリーナー/オイルフィルター。 ⇒このエンジンにはオイルフィルターエレメントはありません。 クラッチ(現在は問題ありませんが今後を想定しています) メールで恐縮なのですが今後、お時間許す範囲でアドバイスなどいただけると光栄です。 互換性のある他車のパーツ利用など。 写真は昨日に引き取り、東京のバイク屋さん、そして点検をしていただいた詳細写真です。 走行は11000キロ。 フレーム番号はTL125S-10198**, エンジンTL125SE-10197**です。 これから正確な年式、特徴が判明できればうれしいのです。
フレーム番号・TL125S-10198**ということは、75年7月にモデルチェンジした124ccのツーピースヘッドモデルですね。一般的には、TL125's'と呼ばれているバイアルスで、海外では76年モデルと呼ばれています。総数23050台生産され、その198**台目ということで、最終モデルのバイアルスです。最終生産が79年2月で、販売はその後も1年位は続いたようです。TL125sは、国内には約6,500台ほどのセールスがあったと思われますので、約16,500台ほどは北米・ヨーロッパ・オセアニアに輸出されていたようです。海外仕様はシャイニーオレンジのみの設定でしたので、マリアナブルーメタリックは国内オンリーの貴重なカラーリングです。大切に乗ってやって下さい。
今回のバイアルス購入の仕掛人でもある奥多摩一速いTanida氏の友人。BMW R−25のオーナー。2005年11月後半に千葉のバイクSHOPから引き上げ。
バイアルスの特徴、60Tのリヤスプロケット。磨耗の具合はどうですか?チェーンはケチらないで、いいものを使って下さい。すぐに伸びて、スプロケがやられてしまうので。2次減速比は、F 15T:R 60T=4.000My BIALSは、この60Tを使いたかったので、前を16Tにして、減速比を3.750まで下げて、航続距離をちょいと稼いでいます。40km/Lでも、タンクが4.5Lで180kmですからね。
千葉のバイクSHOPにて。
2006年1月8日taka さん、そしてみなさま、あけましておめでとうございます。
先日にバイクを完成??させて帰国しました。私のバイアルスです。オーナーになって1月経ちました。この手のバイクは乗った事がありませんでした。ここまでに仕上げるにはそれなりに楽しいもありました。走行は購入時は1万1500kmでしたが、長年にわたり不動であった様子でした。千葉県から東京の友人が引き取ってくれて、知り合いのバイク屋さんでの大手術が始まりました。
絹川輪業の絹川氏。お店はBMWの旧車を扱うお店です。店内は50.60年のBMWが再生待ちしています。絹川さんも初期の122cc(グリーン)を新車から所有されてます。なんと走行は5万キロを突破、いまも健在に走っています。今回、絹川氏なしにはここまでのコンデイションアップデートは実現しませんでした。絹川氏曰く、”修理するんじゃなく、よいコンデイション戻してとにかくは乗る、修ーリング”だそうです。写真は千葉から持ち込まれたときの写真。
エンジンは当たりでした。多少、カムチャーンの音が気になっていましたが、電装系の掃除だけで個人的には調子の良さは満足でした。その後ますます調子をあげていきます。チャーンカバーはチェーンが切れたか?の際に、その衝撃で少し破損はしていましたが、それ以外はすべてノーマルな状態でした。タイア/チューブを交換の際には中からアルミの腐食物が粉状になっていて、店内をひどく汚してしまいました。ここでは前後タイヤ/チューブ、チェーン、クラッチ/アクセル/ブレーキワイヤー、FRブレーキ、フロントフォークのシール張り替え、ステアリンウのベアリング、キャブOH ,エアーフィルターはスポンジが完全に腐敗していて粉状態でした。オイルで湿っていたので、そうは吸い込んではいなかったのです。フィルターボックスしたの専用工具はすべてそろっておりました。
オイル管理はきっちりやって下さい。容量が1Lちょっとなので、すぐ汚れて劣化してしまいます。オイルはそんなに高いものでなくてもOKです。ホンダ純正の上位グレードのものを、3000kmくらいで交換してやるのがいいですね。
最終モデルのエアクリーナーの内部構造が良く見えています。K0モデル〜TL125S-1016871号機(つまり、16871台目)までのBOX形状と異なり、エアクリーナー容量を増大させて、76年9月1日に施行された「国内騒音規制」に対応したものです。下左photoの三角マフラーから先端に着いているサイレンサー(スパークアレスター)もその対策部品で、マフラーのテールパイプ内径も絞られています。メインジェットも#88に変更されていることから、なんらかの出力性能の変更があってもおかしくはないのですが、HONDAからは、詳細なデータは出ていません。
外部はそれなりに艶は消え去っていました。千葉から引き上げた際にはなにやらシルバーの塗装が塗られていて、乗りながら磨きもいれていきました。日本製のピカールという商品を購入しました。日本は優れた工業製品が出回っています。
今回、千葉からバイクを引き上げてくれた友人と早朝ツーリングで奥多摩へいきました。朝5時に都内を出発、日の出ころには奥多摩ダムに到着。そこから林道を探して発のオフロードでした。この日の奥多摩は朝はマイナス6度、山間の麓を流れる川は氷結してましたが薄く雪化粧した山並みなど、日本の美しい光景が楽しめます。下山後は近くにあった温泉に開店の20分まえにたどり着き、缶コーヒー飲みながら震えての開店待ち。このツーリングではじめて都内を脱出。燃費は40km/l と都内では考えられないくらいの燃費の良さに驚いたのもこの日でした。夕方から都内で忘年会出席の為この日は奥多摩の山頂から夜の六本木までをMY BIALSと一緒でした。
これ、現在。キャリアーは絹川さんからのお年玉プレゼント。オリジナルマフラーは腐食でおにぎりの所に穴ができたので、現在は絹川さんからプレゼントして頂いたホームメードマフラーにかわってます。
元旦単独ツーリングはとても素晴らしい思い出です。55−60km/hが面白いですね。奥多摩で体験したのは、下りはヘタな中型バイクよりも早い!、日本の道路事情では路肩抜けも容易、田舎の畑ぬけての近道、利根川の土手遊びなどすべてに対応してくれます。旧車扱いせず、元気よく使っています。今後もツーリングならぬ修ーリングを続けていきます。フロントフォークは少し頼りなく感じたので絹川氏にイーハーのフロント2本を現在組んでもらっております。2月に再来日してフロントの移植作業を開始します。今回の滞在では都内も電車はほとんど使わずで仕事の足としても使いこなせ、4週間で1600km走りました。アイドリングが少し不調気味でしたが、帰国前にフロートレベルを調節すると解消されました。やはり買ってからがいろいろありましたが、今日まではここまで仕上がっています。春ころの帰国時には実家のある京都府へ帰りますので、いつかお会いできれば幸いです。春〜ゴールデンウイークに向けたイベントなどあればおしらせください。2月以降にまたレポートさせてください。 たにだとおる
しばらくツーリングに行けてないので、羨ましいです。60km/hくらいで流すのが、ホント気持ちイイですね。バイアルス用のフロントフォークが頼りない時は、フォークトップからパイプ状のスペーサーを20mm位入れてやれば、腰は強くなります。ただ、ダンパーも強くしないとギャップに対してフロントが跳ねてしまうので、フォークオイルを1つ硬目の番手を入れてやるなどの、調整が必要になってくると思います。これは、各自で試して好みの味付けを見つけて下さい。イーハ用はセミエア仕様ですので、微調整が容易です。オリジナル空気圧は0.4kg/cm2。(計測時はフロントを浮かした状態で計って下さい)ここで、突然イベント情報です。”TL125 meeting 2006”を、5月7日(日)に行います。米プラザ・道の駅広場(琵琶湖大橋西詰の北側)で、朝9:00から。みなさんお誘いの上、お気軽にお越し下さい。